教育体制
令和6年度 第2回症例検討会
<目的>
治療や退院が困難な事例に対して、複数の医師や多職種など多様な視点で検討を行い、問題解決を図る。これにより病院全体の医療の質が向上し、患者さんのより良い予後につながることを目指す。
<実施日時>
令和6年12月13日(金)
<内容>
困難事例について情報提供及びカンファレンス
今回は見捨てられ不安や自傷行為、怒りの抑制困難等によって療養上支障がある境界性パーソナリティ障害患者の一例を取り上げ、ディスカッションしました。
<内容及び感想>
今回の症例検討会では、療養中自身の要求が叶えられないと自傷行為に至る、細かな要求に職員の対応が統一されていないと激怒し叱責するなどの行動が見られ、職員が対応に苦慮している現状を共有しました。できる、できないの線引きをし、ボーダーラインシフト対応を意識した関わりや症状を分けて捉える外在化の考えを踏まえて対応すること、DBT(弁証法的行動療法)を取り入れることなどの意見があがりました。
今後も困難ケースの情報共有・問題解決を行っていくと共に、様々なケースを疑似体験しスキルアップに繋げられる場として、症例検討会を定期開催していく予定となっています。