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教育体制

スタッフ教育

令和6年度 第3回症例検討会

<目的>

治療や退院が困難な事例に対して、複数の医師や多職種など多様な視点で検討を行い、問題解決を図る。これにより病院全体の医療の質が向上し、患者さんのより良い予後につながることを目指す。

<実施日時>

 令和7年214日(金)

<内容>

 困難事例について情報提供及びカンファレンス

 今回は服薬コンプライアンスが低く、多飲水が顕著であり、長期隔離で経過している統合失調症患者の一例を取り上げ、ディスカッションしました。

<内容及び感想>

 今回の症例検討会では、開放観察を短時間から設けていたが、開放延長に伴い多飲水が顕著となり、解除の目途が立たない、トークンエコノミーを試みたが成果があがっていない、服薬コンプライアンスが低く服薬を拒否している現状を共有しました。持効性注射剤が口渇の原因となっている可能性があるため、減量や可能であれば内服薬を検討してはどうかや、退院のイメージをつけることで興味の幅を広げると同時にクロザピン導入についても検討してはどうかなどの意見があがりました。

 今後も困難ケースの情報共有・問題解決を行っていくと共に、様々なケースを疑似体験しスキルアップに繋げられる場として、症例検討会を定期開催していく予定となっています。

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