教育体制
令和6年度 新規採用者3カ月研修
<目的>
- 身体拘束体験をし、行動制限最小化についての理解を深める。
- 薬剤の取り扱いと薬剤投与の注意、副作用について理解する。
- CVPPP、ディエスカレーションについて理解する。
- ケースレポート発表会に参加して新しい知見を得るとともに、来年度の参考とする。
- 3ヶ月間の自身を振り返り今後の課題を明確にする。
<実施日時>
令和6年6月24日(月)
<対象者>
令和6年度 新規採用者10名
<内容>
➀行動制限について
➁薬剤の取り扱いと薬剤投与の注意、副作用について
➂CVPPP、ディエスカレーションについて、コードホワイトについて
➃ケースレポート発表会参加
⑤グループディスカッション
<研修内容及び内容>
行動制限について精神保健福祉法の定める「隔離」「拘束」の定義と対象を講義後、実際に拘束帯を用いてセットの仕方を演習した。講師による演習の後、準備からセットまで一通り行っていたが、声をかけ協力し理解度が良いと感じた。
薬剤について精神科において使用する向精神薬や麻薬の取り扱いや事故事例などの講義を聴き、改めて注意点を確認することができたと思われる。
CVPPPについて講義は講師たちが受講した研修講義の主要部分を話し、ロールプレイをすることで暴力への対応を学んでいた。実際に交渉する言葉掛けなどをしながら、安全に暴力を回避、対処するテクニックを知ることができていたと思われる。
拘束体験、CVPPPともに、演習を通じて患者様の苦痛や不便さなどを感じてもらえたと思う。受講者からの質問もあり、興味や関心の深さも感じた。座学も大切だが、受講者が研修に参加してより理解を深めるためには体感する演習、ロールプレイ、シミュレーション教育が重要となっていくと思われる。
グループワークは普段の業務を通して患者対応の難しさを忌憚なく話されていた。
今回もケースレポート発表会を同時に開催し傍聴者として参加してもらった。今回の発表者は精神保健福祉士であり、看護師とは違った視点でのレポートを聴くことができ参考になったと話されていた。また、全行程のタイムスケジュールはちょうど良く設定できていた。