教育体制
平成30年度 新規採用者3ヶ月目研修
<目的>
- ミスや事故を未然に防止するため「危険」に気付く感性を身に付け問題解決能力を高める。
- 心理教育について理解する。
- CVPPP、ディエスカレーションについて理解する。
- 3ヶ月間の自身を振り返り今後の課題を明確にする。
- 救助袋を体験し、使用法を理解する。
<実施日時>
平成30年7月25日(火) 10:00~17:00
<参加者>
平成30年度新規採用者及び平成29年度新規採用者研修未受講者 対象18名中、参加17名
<研修会場>
ALTA(救助袋体験のみ南病棟3F)
<内容>
- KYTについて
- 心理教育について
- CVPPP、ディエスカレーションについて
- グループディスカッション(3ヶ月目の振り返り)
- 救助袋体験
<研修内容及び感想>
KYTの講義では、エラーや事故を防ぐにはどうすればよいかといった点を話されていた。その後のグループワークでは、イラストの事例を用いて「危険」を見つけ、その対策を考えられていた。
心理教育の講義では心理教育とは何か、心理教育をおこなうにあたり、どのような点を意識していく必要があるかなどを話された。
CVPPPの講義では、その基礎的な内容の説明と、有事の際だけでなく日常からのアセスメントや関わりが重要であると話されていた。その後、ブレイクアウェイについて実践を交えながら説明。実際に身体を動かし、看護者・患者両方の立場を体験する事で得られたものも多いようだった。
グループディスカッションによる振り返りでは、活発な話し合いが行われた。業務に慣れてきたからこそ、新たに見えてくる悩みや不安があるが、お互いに相談し合い共有することができていた様子であった。参加者同士の関係性を深めることにも繋がったのではないかと思われる。
救助袋体験では、南病棟3Fより実際に設置されている救助袋を用いて行ったが、今回の体験では負傷者が発生してしまった。避難という性質上、怪我<人命という構造にはなっているが、研修における安全対策は万全にする必要があり、今後の検討課題としたい。