クロザピンの導入をご検討の方へ
医療関係者の方へ
平素より医療機関の先生方には、ご連携を賜り誠にありがとうございます。
クロザピンの導入について
当院では、治療抵抗性統合失調症の患者様のクロザピン導入目的の転院をお受けしています。導入をご検討されている患者様がいらっしゃいましたら、まずは幣院医療相談室までご連絡ください。なお、適応等につきましては下記をご参照ください。
クロザピンの適応
反応性不良の基準
忍容性に問題がない限り、2種類以上の十分量の抗精神病薬(クロルプロマジン換算600mg/日以上で、1種類以上の非定型抗精神病薬(リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等)を十分な期間(4週間以上)投与しても反応がみられなかった患者。
耐容性不良の基準
リスペリドン、ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール等の非定型抗精神病薬のうち、2種類以上による単剤治療を試みたが、以下のいずれかの理由により十分に増量できず、十分な治療効果が得られなかった患者。
- 中等度以上の遅発性ジスキネジア、遅発性ジストニア、あるいはその他の遅発性錐体外路症状の出現、または悪化
- コントロール不良のパーキンソン症状、アカシジア、あるいは急性ジストニアの出現
※当院では顆粒球減少のリスクを考慮し、60歳未満の患者様に限定しております。
ご相談・ご転院の流れ
1
まずは医療相談室宛にご連絡ください。
2
ご案内させて頂いた患者様の各種情報のご準備が整い次第、改めて医療相談室宛にご連絡ください。
3
頂戴した情報を元に受け入れ可否について判断させて頂き、追って貴院にご返答いたします。
受け入れ可能な場合には、速やかにご転院に向けた調整を開始させて頂きます。